Lawson Counter
ローソン軸組カウンター
2006年、プロジェクトは駅中という前例のない特殊立地の店舗が抱える問題点を、現場の観察により分析し、原因究明することから始まった。
極端なピーク時間帯、時短営業、狭小空間という条件から、路面店のオペレーション方法では対応できない、商品補充、客動線、精算時間その他多くの問題を認識し、これを解決するプランを組み立てた。
2007年には、カウンター、要冷機、ゴンドラ、バックルーム什器の使用実態をさらに克明に観察し、従業員の作業を分析するとともに全備品のデータを収集した。これらの資料をもとに狭小店舗に於ける什器の最適化を目指して、コンセプトデザインを制作した。
2008年から2009年にかけ、狭小店舗に求められる高効率な収納、作業性を向上させる様々な機能と、特殊な敷地にもレイアウトしやすい柔軟性を有し、さらにユニバーサルデザインと高い再利用性を目指した新型カウンターとバックルーム什器の開発を行った。開発期間中、実店舗での施工実験、使用実験を何度も繰り返し改良を重ねていった。
新型軸組カウンターは、2010年春より全国の店舗に導入されている。